「同性カップルでも大丈夫?」「死亡保険・相続・養子縁組までまるっと解説!」【2025年版】

✅「パートナーとずっと一緒にいたたい」
✅「でも…保険とか、相続とか、なんか難しそう」
✅「そもそも“家族”じゃないと、保険金ってもらえないの?」
と、諦めている方へ!
私も最初はそう思っていました。
しかし、実際にはあまり手間も掛けずに
加入することができました!
悩んだ時もありますが、今は“やってよかった”と心から思っています。
この記事では、そんな私たちが実際に悩んで、調べて、選んだ「備え方」を、
元・保険のおばちゃん視点で、わかりやすく、ちょっと笑いも交えながらお届けします😆
今回のお話では、養子縁組についても触れますので、
もし、「LGBTQ+」なのに「養子縁組?」と感じている方は先にこちらをご覧ください。
【結論】同性パートナーでも死亡保険の受取人になれます!

昔は「家族(=戸籍上の親族)じゃないと無理」と言われていた死亡保険ですが、
2025年現在はパートナーシップ証明書があればOKな保険会社が増えていて、
10社以上が対応中なのは知ってましたか?!
ちなみに、養子縁組とパートナシップ制度では、
様々な違いがございますので、その辺も知って頂けたら嬉しいです。
会社によってこのような条件があったりもします。
● 同居や生計同一などの条件あり
● 会社によって書類の内容が違う
● 一部では「住民票+誓約書」でO
Kなところもあります
👉 だから、契約前にしっかり確認しましょう!
【実話】「保険に入ってくれなきゃ付き合えない」とお願いした話

私は元・保険のおばちゃん(笑)なので、付き合い始めにこう言いました。
※当時の様子を、美形ルルがお送りします。

ネネ、私と付き合いたいなら
保険に入ってちょうだい

いいよ

そうだよね、すぐに返事もらえると思ってないの。
でも、もしあなたが怪我や病気をしても
私はあなたの医療費を払うお金はない、
だから、、、、

え?

よく分かんないから
手続きとか全部やって〜

、、、、大丈夫かコイツ
少し前も「控除証明書ってなんか紙きれ来たよー!捨てていい?」とか聞いてくるあたり、
ネネの“保険理解度”はたぶんレベル1のまま(笑)
ちなみに、現在は無保険なので、ネネの捨てていい?と聞かれることも
あまり・・・
・・・こんなやり取りをするたびに「あぁ、私たちも家族なんだな」って、実感するんです。
でも、自分やパートナーに保険が必要かって分かんないじゃん!
って思ってる方もいるのではないでしょうか?
次の章は、1目でわかる!保険が必要なのか?というものです。
【図解】死亡保険って必要?入った方がいい人/いらないかもな人

「うちって、保険必要なの?」って思ってる方も多いはず。 私たちも、最初そうでした。
でも、以下の表を見て「うちは入った方がいいかも」と納得。
状況・条件 | 入った方がいい | 入らなくてもOKかも | 補足ポイント |
---|---|---|---|
パートナーがいる (専業 or 収入少なめ) | ✅ | 相手が経済的に 困る可能性あり | |
子どもがいる | ✅ | 教育費・生活費の ための備えが必要 | |
住宅ローンを共同で 組んでいる | ✅ | 残された側に負担が 残る可能性あり | |
自営業・フリーランス | ✅ | 社会保障が弱いため 備えが大事 | |
パートナーが 高齢 or 持病あり | ✅ | 相手がすぐ働けない リスクあり | |
貯金がほぼゼロ | ✅ | 葬儀費用など 急な支出に備える | |
パートナーがいない(単身) | ✅ | 保険不要のケース | |
パートナーが高収入で自立している | ✅ | 経済的自立あり | |
充分な貯蓄がある(例:1,000万円以上) | ✅ | 保険なしでも対応可 |
では、ここで加入をおすすめされた方は次の章に入りますが、
保険に入るのはいいけど、受取人ってパートナーにはできないでしょ?と思っている方が
案外多いのではないでしょうか?
その認識、正直、古いです!
次の章では、保険金(万が一の時)に受け取れるのか?についてや、
どの保険会社ならスムーズに進むのかを紹介していますので、ぜひ、ご覧ください🙇
【2025年版】同性パートナーを保険金の受取人にできる保険会社一覧

「でも、どの保険会社ならちゃんと対応してくれるの?」 そんな不安、私たちも持ってました。
でも実際に調べてみると、思っていた以上に対応してくれている会社は多かったです!
迷った際には、下の会社から検討することもおすすめします。
保険会社名 | 同性パートナー受取人指定 | 主な条件・備考 |
---|---|---|
ライフネット生命 | 可能 | 同居期間など一定条件あり |
かんぽ生命 | 可能 | 同一生計、配偶者がいないこと、同居期間等 |
SBI生命 | 可能 | 同居の確認ができること等 |
SOMPOひまわり生命 | 可能 | 一定条件あり |
アフラック生命 | 可能 | 契約時または契約後に指定可能 |
チューリッヒ生命 | 可能 | 戸籍・住民票・会社指定書類の提出が必要 |
明治安田生命 | 可能 | パートナーシップ証明書の写し |
メットライフ生命 | 可能 | 宣誓書受領証の提示が必要 |
フコクしんらい生命 | 可能 | 一定の要件あり。 詳細は相談窓口へ |
ジブラルタ生命 | 可能 | 所定の追加書類で関係確認できれば指定可 |
☑ ほとんどの保険会社が対応していますが、条件と手続きは会社ごとに異なるので、契約前に確認を!
☑ 「LGBTQ対応の保険ショップ」や「ファイナンシャルプランナー(FP)」の相談窓口も活用しましょう。
では、次の壁にぶち当たる方が多いのではないでしょうか?
LGBTQ+の自分たちがパートナーを受取人にした場合、しっかりと受け取れるの?
パートナーを受取人にできるのは分かったけど、税金が掛かるんでしょ?
私たちも、今回の記事を書くまでは私もそう思ってました。
でも、安心してください!
次の章は、そういった壁についてになりますので、続きをどうぞ。
保険金は実際に受け取れる?

パートナーを受取人に指定することはできますのでご安心ください。
しかし「LGBTQ+ 保険」と調べている人の中には
「パートナーに保険金を渡すためには税金を支払う必要があるんでしょ?」と思っている方も少なくないと思います。
はい🙋♀️
ここが意外と落とし穴でした。
私たちもここで悩みました。
3,000万以下なら気にしなくて大丈夫!ということ
家や自動車などの財産はもちろん、今ならNISAなどの金融商品と合わせて、
3,000万を越えなければ、相続税は基本的に掛かりません!
「でも、3,000万を超えたらどうしよ💦」
と考える方にためにこのようなシュミレーターをご用意しました。
💰パートナーが残してくれた資産
●死亡保険:1,000万円
●預貯金:1,500万円
●不動産:1,000万円 = 合計 3,500万円
基礎控除(3,000万円)を超えた500万円に課税されます。
今回はこの500万について考えてみましょう。

これは3,000万円?
までは、税金とられないってこと?

そうだよー。
3,500万円のうち
税金の対象になるのは500万円なんだよ。
それについての説明だね。
【比較①】パートナーシップ証明書の場合
同性パートナー(法定相続人ではない)だと:
- 相続税10% → 50万円
- ➕ 他人扱いで2割加算 → 計60万円
- ➖ 非課税枠(500万円×法定相続人)も使えない!
👉 実質「損」する可能性も大!
【比較②】養子縁組の場合
同性婚ができない日本では、法的に“家族”になる方法のひとつが養子縁組です。
私たちもやりました。
私たちの場合はネネが親になるので、受取人のルルは無条件に
ネネの全てを受け取る権利を持っています。

ん????
分かるように説明して!

つまり、私はネネの子供になるから
ネネの両親よりも私が優先されるの。
養子縁組についてはこちらをご覧ください。
養子縁組(法定相続人)だと:
- 相続税10% → 50万円
- ➖ 他人扱いで2割加算はありません → 0円
- ➕ 非課税枠(500万円×法定相続人)が使える。
つまり、相続税が掛らない。
ということになりますね。
養子縁組とパートナーシップでこんなに違う!
💡 養子縁組をしている人とパートナーシップ制度を利用している人での違いはこれです!
項目 | 養子縁組あり | 養子縁組なし (パートナーシップ) |
---|---|---|
保険金の受取 | ✅ 可能 | ✅ 可能 |
法定相続人 | ✅ なれる | ❌ なれない |
非課税枠(500万×人数) | ✅ 使える | ❌ 使えない |
相続税加算(2割) | ❌ なし | ✅ あり |
💸 同じ3,500万円でも…税金にこんな差が!
- 養子縁組あり
非課税枠を適用し、相続税は基本的に0円に! - パートナーシップ制度のみ
法定相続人扱いされないため、
相続税約60万円の支払いが発生!
📌 つまり、養子縁組をしているかどうかで、最大60万円もの差が出ることも!
👉 養子縁組は「家族と認めてもらう」手段でもあり、
同時に「大切な人に1円でも多く残す」ための現実的な対策にもなります。

制度的には
養子縁組した方が
得な感じだね

まぁ、同性婚ができてたら
本当は気にすること
ないんだけどね😭

世知辛い世の中だ、、、、
保険の加入の仕方|同性パートナーの場合はどうする?

「保険、必要かも…」と思ってもどう始めたらいいのか、最初はわからなかった私たち。
だからこそ、同じように悩む人のために、実際に私たちがやった4ステップをシェアします!
最初にやったのは、LGBTQ対応と書かれた保険ショップに
「話だけでも聞きたいです」と相談予約を入れることでした。
✅ 無理な勧誘ナシ
✅ 相談無料
✅ オンラインでもOK
\私たちは、これだけでかなりハードルが下がりました/
ちなみに、私たちもいろんな所に相談しましたが、お金の専門家である人に相談することで対策できることも多いので、おすすめです👇

ちょっと勇気がいったけど、「同性パートナーを受取人にしたいんです」と伝えたら、
拍子抜けするほどスムーズでした。

え?!普通に「そうなんですねー」って
サクサク話が進んだんだけど、、!

今は、そういうのを
気にしない会社が多いよ😄

時代の変化を感じるなぁ〜
証明書や同居の有無など、必要な条件もその場で教えてくれます。
保険会社によって違うけど、よく求められるのは以下のようなもの:
- パートナーシップ証明書
- 住民票(同居確認用)
- 契約者・受取人の身分証明書
- 会社指定の誓約書や申請書
基本的にはなし
私たちの場合は、同級生なので
戸籍謄本が必要でした。
パートナーシップだと書類が多いと感じるかもしれません。
しかし、一度揃えてしまえばOKです!
最近は、ライフネット生命やチューリッヒ生命のように、
ネットで見積もり→申し込み→契約まで完了できる会社も増えています。
「対面はちょっと…」という人にもぴったり!
よくある質問 Q&A
Q. 養子縁組って、やっぱり重い気がします…
A. 私たちも最初はそう思いました。
でも「家族の形」として紙に残すことは、思っていたよりも安心感をくれました。
- 法的な守りになる
- 書類は数枚+戸籍謄本で完了
- 手続きもスムーズでした(※自治体によります)
「愛してるからこそ、あえて書類にする」っていう選択、
最初はちょっとドキドキしたけど、今は心から“やってよかった”と思っています。
Q. FPや保険ショップって、結局商品売られるだけじゃない?
A. 正直そういうところもあります😅
でも、「LGBTQフレンドリー」と明記している窓口の中には、
無理な勧誘なし&相談だけ無料でOKなところも増えてきました。
信頼できる人に「とりあえず話してみる」だけでも、
自分たちの選択肢が広がって、気持ちがラクになることもありますよ。
【まとめ】「家族じゃないから守れない」はもう古い!
今の日本では、“家族のかたち”は多様でも、制度はまだ追いついていません。
だからこそ、
- 死亡保険
- 養子縁組
- パートナーシップ証明
- 遺言・公正証書など
👉 使える制度を知って、組み合わせて
「私たちらしい守り方」を選ぶことが大切です。
あなたと、大切な人の「もしも」に備えるために
- ✅ 保険の見直し
- ✅ 法的な対策(養子縁組 ・ 遺言・公正証書)
- ✅ パートナーとの話し合い
全部、「愛を守る選択肢」です。
あなたと、あなたの大切な人が、
「私たちもちゃんと備えてるよ」と言える未来になりますように。

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